福本繁樹さんは、大阪芸術大学教授でロウ染め作家、潮子さんは藍染色作家のご夫妻別邸を訪ねました。周山の別邸では、いつも夏にオープンギャラリーとして、作品と収集品を展示されています。この日は、ギャラリー恵風 の野村さん、板締め絞り研究家石塚広さん、CAJ のコンドウさんも来られていました。一階では絞りのコレクションと潮子さんの初期作品、二階に上がると南太平洋の仮面や染織品等のコレクションで、どれも興味深いものでしたが、上は、ミクロネシア・ポリネシアもこんなには暑くないでしょうってくらいで、汗まみれになりました。両氏共に国内外で活躍されている日本を代表する作家ですが、繁樹さん は、南太平洋の研究者でもあり、京都新聞連載「現代のことば」等で染織工芸についての考察を数多く書かれています。近年は、ロウ染めや布象嵌のブックアートでの表現もされています。
潮子さん は、藍染色布により、2m四方の茶室や15mの幔幕など現代の幽玄空間を表現される一方で、美しいショールやきものもつくられています。開け放した田舎家で、スイカや巻き寿司、自家製ドクダミ茶を頂き、全くよい一日でした。
作品やコレクションはもちろんですが、お二人のツーショットが一番ステキでした!