祇をん小西 http://gionkonishi.com/top.html
商品価値を持つ言葉:健康
私の周りの多くの友人、家族は驚くほどの量の薬を毎日飲んでいます。
そんなに飲んで大丈夫??メディアでは、頻繁に健康!アンチエイジング!ダイエット!という言葉が連呼され、人々は、強迫行為とも思える抗いを止められないのです。
不確実で移ろうものは、人を惑わせ狼狽えさせます。
素材/PTP、漆糸、プラスチック糸
商品価値を持つ言葉:伝統
二つの布
西陣織は、どんなに小片になろうとその価値を失わず光り輝き、到底太刀打できないやっかいなもの。華やかさ故に脇役にはなれず、ハレにのみ登場する主役です。
木綿は、使い古され、暮らしの中で人から人へと時を経てやっと雑巾となります。
素材/紅染ゾク、紙子、西陣帯地、平箔金糸
雑巾は浄巾
修二会の行で、十一面観音に捧げる椿の造花は十一人の練行衆によってつくられます。
この時に使われる和紙は、京都の染色家吉岡幸雄さんの工房、染司よしおかで黄色(支子)と紅(紅花)で染められます。紅花の色素を抽出する工程で使われる麻布は、最後に廃棄されますが、譲り受け雑巾にしました。http://www.textiles-yoshioka.com/
この時に使われる和紙は、京都の染色家吉岡幸雄さんの工房、染司よしおかで黄色(支子)と紅(紅花)で染められます。紅花の色素を抽出する工程で使われる麻布は、最後に廃棄されますが、譲り受け雑巾にしました。http://www.textiles-yoshioka.com/
染色家新道弘之さんからお借りした冊子「木綿往生」は元倉敷民芸館々長外村吉之介述
「木綿は人に優しく、最後は雑巾(浄巾)として仕え、役割を終わる。人の生き方そのものである」
・・・・・私は、雑巾になれるかしら
紙子
修二会練行衆が、和紙を柔らかく揉み、貼り合わせ、木綿の裏打ちをした着物は、行により破れ、松明の煤で汚れてしまいます。