2010年7月10日土曜日

アルメル・バロー 2010.7月10日 清課堂ギャラリー

アルメルさんは、ヴィラ九条山 のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムにより、9月中旬まで2ヶ月余り京都に滞在し、今は、日本で最も古い金属工芸の専門店、清課堂 ギャラリーの蔵で作品を制作中です。何か制作の事で、私に聞きたいというので、会いに行きましたが、大して役に立つアドバイスは出来ませんでした。
彼女は、アニメーションを学んだ後、ボビンレースを学び、伝統的なテクニックと自身のオリジナル性を巧く合わせた金属線での表現をしています。一筆書きのように流動的で、絵コンテのような繊細なスケッチのパーツを眺めていると、光によって壁に映る影がそれぞれに動き出して、楽しいストーリーを展開してくれます。
清課堂オーナー山中源兵衛さんのブログによると、フランスのメゾン・エ・オブジェで彼女の作品に出会い、日本で展覧会をするよう誘われたそうです。9月11日〜20日まで、蔵でのインスタレーションが公開されますが、きっとステキな展覧会になるでしょう。
追記
8月31日は、アルメルさんに、川島テキスタイルスクール 在校生対象のワークショップをお願いしています。
清課堂の奥様、やまなかかずこ さんは金属素材を使った美しいジュエリーやオブジェをつくられる作家です。